前回の記事の続きなります,前撮り撮影2日目の話です。
1日目は和装で撮影したのに対して、2日目は洋装での撮影ということになりました。
衣装の変更に合わせてロケーションも変更。以前より目をつけておりました菜の花畑が、この時ちょうどシーズンまっただ中。ということで、2日目はロケーションをそちらに移して撮影することにしました。
吉野川第十堰
吉野川第十堰は、徳島県の板野郡上板町第十新田および名西郡石井町藍畑第十にある堰。吉野川を分流するために設けられています。「第十堰」とはいうものの「第十」は地名であって吉野川にある十番目の堰というわけではないそうです。この第十堰の河原に大変きれいな菜の花畑が広がっていました。
かなりの面積で咲いている菜の花。さすがに有名なようで、数日前にロケハンに訪れた際にはかなりの人数のカメラマンが写真を撮っていました。さすがにあまり人が多くては撮影にならないと思い、かなり早めの時間から撮影を始めました。
菜の花を踏みつけて傷めないよう気をつけながら中に入って撮影。この日のドレスは本人がネット通販で安く買ったそう。弟のスーツも自前のものに、シャツと蝶ネクタイは購入したものだそうです。
真っ白のドレスに菜の花は見た目の相性がとても良いです。ただ、菜の花に接触すると黄色い花粉がついてなかなか目立つのにはまいりましたが…
天気は薄曇り。撮影としてはまずまずのコンディション。だったのですが、いかんせん菜の花が満開に咲く季節…
「ん? 菜の花が満開の季節?」
勘の良い方は気づいているかもしれません。そう、何を隠そう実はこの撮影、2月に行ったもの。2月の薄曇り、早朝。川沿い。彼女はほぼノースリーブの薄いドレス。寒くないはずがありません。撮影の合間合間にはアシスタントで付いてきた私の嫁が上着を羽織らせカイロを持たせ、ガタガタと震えておりました。
「なんとか早く終わらせたい!」と私も頑張りましたが、撮影最中には彼女はまったく寒そうなそぶりを見せず。モデルになれるんじゃないかと思うほどの根性を発揮しました。
ついでにちょっと公園へ
菜の花畑は、菜の花を傷めてはいけないので、あまり変化をつけることができませんでした。せっかくの洋装ですので、帰りがけにある公園でオマケ程度に追加撮影。
寒い中での2日間。本人たちもよく頑張ってくれました。
私も2日にかけての撮影はやったことがありませんでしたが、時間に余裕があって、ロケーションにも大変恵まれた今回の撮影は本当に楽しいものでした。
最後まで見てくださってありがとうございました。撮影に使った機材のリンクを下に貼っておきます。
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