幸せになる勇気は、アドラー心理学実践の必読書!

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先日紹介した「嫌われる勇気」(記事はコチラです)が本当に良かったため、続編となる「幸せになる勇気」を読んでみました。

「幸せになる勇気」。正直、嫌われる勇気の時にも書きましたが、この二冊はタイトルで損している気がします。だって、私がこのタイトルから得た最初の印象は

「うさんくさそう」

でしたもん。

しかしこの二部作、本当はとっても奥が深く、読んだ人の人生観を変えうる二冊です。

あらまし

 

人は幸せになるために生きているのに、なぜ「幸福な人間」は少ないのか?(中略)

本書のテーマは、ほんとうの「自立」とほんとうの「愛」。

そして、どうすれば人は幸せになれるか。

あなたの生き方を買える劇薬の哲学問答がふたたび幕を開ける!!

表紙のとびらに書かれてあるこの一文が内容を端的に表現していますが、まず最初に、この本は「嫌われる勇気」の完全なる続編。まったく同じ登場人物二人の対話という内容で、前作の3年後のお話になっています。つまり漫画本の2巻から読んだら意味が分からないように、前作の話の流れを前提に話が進んでいくので、まずは「嫌われる勇気」から先に読んでください。
前作の対話の中で、最終的にアドラーの思想に感化された悩める青年。「アドラーの思想に基づく教育で子供たちに光を届けたい」と燃えるような理想を抱き、前作の図書館司書の仕事を辞め、中学教諭となっています。

しかし、教育の現場を目の当たりにした青年は

「アドラーの思想は机上の空論でしかなかった!!」

と絶望します。

そして、前作の対話から3年という時を経て、「アドラーに、そしてあなたに失望した」と決別を告げるべく、青年は再び哲学者のもとへと訪れるところから始まります。

教師の青年に自分が重なる

この前談は、読みやすさのためだけに飾り付けられたストーリーではなく、内容に関わる大きな意味を持ちます。それはこの青年が私たちの代弁者だからです。

私は、前作「嫌われる勇気」を読み進める中で、アドラーの思想に非常に感銘を受けながらも、「この考え方は実践できるのか」と、納得したりない部分がありました。特に私は、子育て真っ只中にいて、「この考え方を子育てに活かすとどうなるのか」が非常に気がかりでした。

話の中で、教師となった青年は教育現場でアドラーの思想を持ち込んだことによる失敗談を次々と話します。この失敗談というのが、「嫌われる勇気」を読みながら納得し得なかった部分、つまり「現実にできるのか」という疑問と重なっていきました。

それに対し、哲学者は答えます。

「あなたはアドラーを誤解している。」

その後に続く二人の問答には、私の疑問に対する答えが次々と出てきたのです。

尊敬から始めよ

本書の中で語られる中で、非常に印象的に残った部分を紹介します。

教育は、教師や親といった「教える側」が、生徒と子といった「教えられる側」を尊敬する(敬う)ことから始まる

ということです。

教育の目標は相手の「自立」であるといいます。

自立に向けた教育で学ぶ「知」は、学問的な知識以上に、人間関係の中で信頼関係を築く、人として幸せに生きるための「人間知」が重要です。

その人間知には、相手へ尊敬の念を持つ関係が欠かせません。つまり、教える側の人間が相手を無条件に尊敬する姿勢を実践することで、子どもに「尊敬に基づく関係のあり方」を教えるんだといいます。

最初「媚びへつらう」ような姿勢だと思い、懐疑的な目で読み進めていましたが、「実践して尊敬を教えるんだ」ということには目から鱗が落ちた気分でした。

対人関係の築き方は、子ども自身が学校の人間関係から失敗を通して、自ら学んでいくことしかないと思っていましたが、模範をみせるのは「教える側」の重要な役目だと思いました。

まとめ 自分を変える良書です。

私は子供の頃から自分の親の姿を見て「こういう親にはなりたくない」「こういう育て方はよくない」と強い反発心を抱きながらも、結局は育てられた親子のあり方や価値観に則って我が子の子育てをしている部分がありました。

その理由は、そのほかの方法を実践したらどうなるか分からないという不安があったからだと思います。

この本は、アドラー心理学の実践の具体的なやり方や、誤解されがちな部分を、色々なシーンを例にあげて具体的に書かれていて、「どうしてなのか」「どう変えればよいのか」がよく理解でき、実践の不安を拭い去ってくれます。そして、実践するための勇気を与えてくれました。

今は妻にこの二冊を薦めていて、妻の読了後には私たちの子育てについて二人で話し合う機会をつくりたいと思っています。

読みやすさ ★★★★★

内 容   ★★★★★

オススメ度 ★★★★★

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