キヤノンは、新型フルサイズミラーレスカメラEOS R5とR6の発表に合わせて何本かのRFレンズを発表しました。今日紹介するのはその中で一番気になった85mmの短焦点レンズ。
ポートレートといえば85mmというほど、歪みなく、ほどよい圧縮効果とボケ、被写体との距離感などがちょうど良い焦点距離。
RFマウントではすでに85mm F1.2という、同じ焦点距離の大玉レンズを出しています。こちらは、RFマウントの可能性を妥協せず引き出したフラッグシップラインのレンズです。それに対して、この新商品は、コンパクトさとコスト重視のエントリーモデルとも言えるライン。取り回しもよく、非常に使いやすそうなレンズになっています。
今回は、このRF85mm F2 MACRO IS STMについて紹介したいと思います。
主な仕様
製品名 | RF85mm F2 MACRO IS STM |
発売日 | 2020年10月下旬 |
価格(公式HP) | ¥75,000 |
F値 | F2〜29 |
最短撮影距離 | 35CM |
最大撮影倍率 | 0.5倍 |
レンズ構成 | 11群12枚 |
絞り羽根 | 9枚円形絞り |
フォーカス駆動 | STM |
フィルター径 | 67mm |
最大径×全長 | 78×90.5mm |
質量 | 500g |
マクロ撮影
最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロで最短35cmまで寄れるため、被写体に接近した撮影が可能となります。
手ぶれ補正機構搭載
レンズ側に、シャッタースピード約5段分の手ブレ補正機構を搭載しています。さらにEOS R5・R6のボディ側の手ぶれ補正との組み合わせではレンズ協調ISが作動することで8段分の補正効果が得られるそうです。
コントロールリング
レンズにコントロールリングが搭載されています。これにISO感度や露出補正などの機能を任意で割り当てて、ファインダーを除いたままスピーティーで直感的な撮影が可能になります。
まとめ
早速R5・R6は予約殺到のため生産が追いつかない事態になっているようで、RFマウントも盛り上がっていく雰囲気です。そんな中発表されたこのレンズは、お手軽にマクロ撮影も楽しめて、しかも手ぶれ補正機構が付いているポートレートレンズ。軽くてコンパクトで使い勝手も良いレンズなので、単焦点最初の一本として選んで損はない逸品だと思います。
かくいう私も、RFマウント移行を検討中。もし移行することになれば、このレンズ買うかなと気になったので記事にした次第です。
その時は品切れになっていないことを祈るばかりです。
コメント