Lightroomによるレタッチは自分好みに写真を仕上げられるのでとても楽しいものですが、やれることが多い分非常に時間がかかってしまいがちです。
今日は、そんなLightroomのワークフローを効率化するために、私がよく使っているLightroomの便利機能やショートカットの一部を紹介したいと思います。
セレクトやレベリングを送りながら選ぶ
レベリングやセレクト作業を行う時、番号やフラッグをつけた後次の写真に送るという作業を行いますが、シフトキー(Mac:⬆︎キー)を押しながら行えばセレクトしながら写真を送ることができます。この機能を使って基本的にはシフトを押しながら作業をすることでワークフローが効率化されます。
基本補正を自動調整する
Lightroomを使った写真のレタッチでは、最初に基本補正で写真を整える方も多いと思います。写真やヒストグラムを見ながら、白レベルや黒レベルなどを調整すると思うのですが、この時シフトキーを押しながらスライダーのつまみをダブルクリックすることでパソコンが判断する最適値にしれくれます。私はレタッチの際に、一度これを使ってガイドにしながら自分の好みまで調整する方法を使うことが多いです。
メタデータを使って一括でレタッチ
同じような撮影環境で撮った写真をまとめてレタッチしたい場合、「ライブラリ」の状態で上部のメタデータからISOスピードレートやF値を選べば、同じ設定の写真を検索することができます。
私は結婚式などのイベント撮影による大量のレタッチを行う場合は、レタッチワークフローの一番はじめにこれでISO感度の高いものを検索し、ノイズ軽減のレタッチをまとめてかけます。このとき、ノイズ軽減小・中・大という三種類のプリセットを作っておき、ISO感度のレベルによってプリセットをまとめてかけ、後に一枚ずつレタッチする段階で微調整を行うことで格段に効率的になりました。
プリセットボタンを読み込み時に自動で適用する
レタッチを繰り返し行っていると、自分好みの仕上がりが生まれてきます。その設定をある程度汎用化できる値にしてプリセットにしておくと便利です。
さらに、そのプリセットの上にカーソルを置いた状態で右クリック「読み込み時に適用」をすることで、読み込みの段階で自動的にプリセットが反映された状態でライブラリに入れることができます。
私はこの方法である程度の調整を行っていて、以前はかなり低コントラストになるようにしていましたが、現在では
- プロファイル
- シャープの適用量:25
- レンズ補正(色収差を除去・プロファイル補正を使用)
と、基本的な補正のみを行っています。ほぼどの写真においても適用するような手順があればこれに入れておくとワークフローを短くできます。
ワークフローの効率化でストレス軽減を
デジタルカメラはフィルムカメラに比べて格段に大量の写真を撮れるというメリットとともに、撮影後の大量の写真編集が地獄だという裏の面も持ち合わせています。この作業をなるべく減らすために、撮影の段階で仕上がりを意識した適切な露出の写真を撮ることはもちろんですが、レタッチの作業効率を上げることもまた、非常に有効な手段だと思います。
そのため、とりあえず自動調整やプリセットを使って粗修正をした後、微調整によって仕上げていくといった方法はオススメです。一つでもみなさんのお役に立てれば幸いです。
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