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せんちゃん

写真、日本酒、ガジェットやアウトドアギアが好きな、4人の子を持つ30代のオジサンのブログ。フォトジェニ!は、そんな私のなかで写真映えするものを紹介するブログです。

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Lightroom Classic 読み込み時おすすめプリセット

面倒なノイズ処理が一発。ISOアダプティブプリセット。

Lightroom Classicでは、写真のレタッチでノイズを軽減させることができます。
私はこれまで、写真レタッチの段階の最初の手順に、ISO値でソートしてある程度のISO値ごとに作った、ノイズを減少させるプリセットをあてるという作業を踏んでいました。
というのも、ノイズ軽減値は大きく上げることでノイズを消してくれますが、被写体の質感が失われるというデメリットがあります。ですから、ノイズ軽減されるギリギリの数値に留め、また失われた質感や解像感をシャープやディティールといったスライダーで復元してやる必要があるため、ISOの数値に合わせて調整する必要があるのです。
しかし、2020年時に、この手順を簡略化できる素晴らしいアップデートが入っていたのをつい先日知りました。
ISOアダプティブプリセットという機能なのですが、これが非常に便利なのでご紹介したいと思います。

目次

ISOアダプティブプリセットとは

Adobe公式HPから説明を引用します。

Lightroom Classic 9.3 および Adobe Camera Raw 12.3 以降では、RAW 画像の ISO 値に基づいて現像設定を調整する ISO アダプティブプリセットを作成できます。
ISO アダプティブプリセットを使用すると、幅広い ISO 値に対して輝度ノイズ軽減、シャープ、明瞭度など、現像設定を従来よりもすばやく簡単に調整できます。Lightroom Classic および ACR の以前のバージョンでおこなったように、すべての ISO レベルに対して設定を指定する必要はありません。代わりに、この特殊プリセットを使用すると、2 つの定義済み設定の間で ISO の現像調整が適用されるため、手動で適用する必要はありません。

例えば、次の設定を持つ 2 つの画像で ISO アダプティブプリセットを作成するとします。

  1. ISO 400 輝度ノイズ軽減 0
  2. ISO 1600 輝度ノイズ軽減 10

このプリセットを ISO 800 の画像に適用すると、輝度ノイズ軽減は 5 に設定されます。これにより、特に、異なる ISO 速度で撮影したり、カメラでオート ISO 機能を使用したりする場合に、編集時間を大幅に短縮できます。

ISOアダプティブプリセットの作り方

まずは、同じ被写体をISO値から変えながら撮影したものを読み込みます。この時、ノイズ軽減が必要になる一つ手前のISO値から変更して撮影していきます。

この時、全てのISO値で細かく設定したい方以外は、必ず全てのISO値で撮る必要はありません。

 

その後、ISO値のノイズ軽減の輝度スライダーでノイズ軽減を調整します。その後、ディティールやシャープなどで整えます。

補正前と見比べながら調整するとやりやすいです。ISO51200まで上げるとカラーノイズも少し目立っていたので、カラー値も調整しました。

同じようにほかのISO値でもノイズが軽減されるよう設定を調整していきます。補正前の写真と比較しながら調整するとノイズの加減やディティールの補正のかかり具合がわかるのでやりやすくておすすめです。

すべての調整が終わると、調整をした写真と、調整の必要がないISO値で撮った写真の全てを選択し、「プリセットを作成」します。その後、プリセットの作成項目の下部にある「ISOアダプティブプリセットを作成」にチェックします。これで作成したプリセットをあてることで、写真のISO値に合わせて自動でノイズ軽減を行なってくれます。

「読み込み時に設定」を合わせて最強プリセット

ちなみに、ここで作ったプリセットを「読み込み時に適用」することで、Lightroomに取り込んだ時点でノイズ処理をしてくれるようになります。また、このプリセットを作成する際に上の写真のように別の項目にもチェックを入れれば、数値の変動がないパラメータは変わらない通常のプリセットと同じような扱いとなります。

つまり、ISOアダプティブプリセットを作成する時点で、すべての写真に通常読み込み時に適用するプリセットをあてておき、その後一枚ずつノイズ処理をして作成することで、読み込み時にいつもの色味をあてながらもノイズ処理を自動でおこなってくれる便利プリセットを作ることができます。

面倒なノイズ処理の手間を減らしてくれる便利なツールですので、まだやっていない方は一度試してみてはいかがでしょうか。

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