iPad Magic Keyboardは、iPad Proをラップトップに変える拡張パーツだ。

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iPad Proを購入して間もなく、Magic Keyboardが発表されました。iPad Proをノートパソコンの代わりとして使いたかった私は即決で購入を決め、5月初旬には手元に届きました。

発売直後はなかなか手に入りにくいほど注文があったようで、現在も気になっている方も多いんじゃないでしょうか?

そんな方に、私が約一ヶ月間ブログの記事を書くなどのタイピングはもちろん、他の用途にも使ってみて、Magic Keyboardに感じたことや、どんな製品なのかという私の所感を紹介します。

もう少し角度をつけたかった

このMagic Keyboardは本体を背面カバーが吸着し、持ち上げて浮かせるつくりになっており、可動域の中で自由な角度に調節することができます。

横から見るとこんな感じになります。ちなみにこの写真は最大まで傾けている状態で、これ以上は傾けられません。おそらくこれ以上倒してしまうと重心の関係上、後ろに倒れてしまうからでしょう。

タイピング時には、手をホームポジションに置く関係上自分とタブレットに腕の長さ分距離があるため、膝においても十分ディスプレイを視認することができるので、不便を感じることはありませんでした。しかし動画などを視聴する時に「もう少し上むいてくれたらなあ」と感じる場面はありました。設計上しかたないのでしょうが、少し残念に思ったところ。

Apple Pencilとの併用は難しい

iPad最強のパートナーともいえるApple Pencilですが、たくさんの方が既に言われている通り、このMagic Keyboardは装着したままApple Pencilを使える仕様にはなっていません。Smart Keyboard Folioは、キーボード面をクルッと裏返しに折りたたむことができたのですが、Magic Keyboardは、これができなくなっているからです。

上の写真のようにすれば、付けたままApple Pencilを使うこともできます。ヒンジの角度調節によってフラットにもできます。個人的にはアリだと感じていますが、いかんせん見栄えはものすごく悪いです。笑

やはりMagic KeyboardをつけていてApple Pencilを使いたくなった時は、iPadをキーボードから外して使うのが最適解だと思います。

このApple Pencilとの相性の悪さによってSmart Keyboard Folioと悩んでいるという声も聞きます。私もその一人でした。

しかし、Smart Keyboard Folioを折り返して使うと厚みが出てしまい、特にディスプレイの端の方に書くときに書きづらいというレビューをたくさん見かけました。私も店舗のディスプレイ品で試してみましたが、特にディスプレイの端で書きづらさを感じ断念しました。

appleさんは、Smart Keyboard Folioでの批判を受けて、Apple Pencilの併用を見切ったのではないかとも思えます。

重さは、安定感のトレードオフ。しかし、本当に重い。

これまた、多くの人のレビューでも取り上げられている感想ではありますが、ノートパソコンレベルの重さになりますので、本当に重く感じます。

ただ、iPad Pro本体が浮いている設計上、置いたときに安定するために必要な重さだと考えられますので仕方ない部分かもしれません。

先に述べたApple Pencilとの親和性の低さと相まって、通常運用時には他メーカーのシンプルなケースを使っています。

キーボードとしては本当にすばらしい

他の方々も言っている通り、打鍵感はiMacで使っているMagic Keyboardとほぼ似た感触で、長文でもストレスフリーで打つことができます。

11インチのキーボードでもアルファベットのキーピッチはしっかり確保されているため、「キーが小さくて打ちづらい」とは感じませんでした。この文章もMagic Keyboardを使って書きましたが、長文も問題なく打てると感じています。Smart Keyboard Folioのキーボードと比べて圧倒的に打ちやすくなったとの声が多いようです。ただし、11インチ用に関しては、よく使われるキーの広さを確保するため、特殊記号のキーや十字キーは小さく作られているため、そのあたりは注意が必要です。

トラックパッドは、本当に素晴らしいと思います。キーボード装着時、画面を触って操作するのは非常に煩わしく、トラックパッドを使うことでPCライクに操作でき、格段に使いやすくなりました。

まとめ

やや不満の多い内容になってしまいましたが、決して買って損したというものではありません。むしろ「キーボード機能が欲しい」という本来の目的としては、完璧以上にその役割を果たしてくれています。この不満はおそらく、Magic KeyboardをSmart Keyboard Folioの上位互換と考えていたからだと思います。また、普段使いのケースとしての汎用性を期待していたからかもしれません。

しかし、ここまで書いた特徴をふりかえると、このキーボードは汎用性を求めて作られていないことがわかります。安定性を重視した重さやヒンジの可動域、ペンの同時使用がしづらいつくりは、明確にタブレットとしてのiPadの良さを潰しているとも言えます。そして、明らかにタブレットに別の機能を追加させる作りになっているのです。

つまり、Magic Keyboardはタブレット端末であるiPadをPCに変身させる、特定の機能特化型の変形パーツと言えるのではないでしょうか。

ですからapple からは、先に発売されたSmart Folio、Smart Keyboard Folioと今回のMagic Keyboardとは、それぞれ守備範囲を変えて並行販売していく意図が見られます。

  • タブレット端末としての使い方が多く、タイピングはディスプレイ上の仮想キーボードで賄えるという方は、最も軽量なSmart Folio。
  • キーボードが付きつつ、タブレット端末としての良さも潰さないよう設計した汎用性の高いモデルとしてSmart Keyboard Folio。
  • よりキーボードの使いやすさを向上させると共に、トラックパッドを実装させて、iPadをPCライクに機能特化させるMagic Keyboard。

この3種類はマグネットにより脱着が非常に簡単なので、普段はSmart Folio、必要に応じてMagic Keyboardに付け替えるという運用方法がベスト、というよりもAppleのねらいなのかもしれません。

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