ステイホームと長雨が相まって、やや肥満化してきている昨今。
ステイホーム中には、筋トレと休肝日を増やして、体重をキープしていたため、自分へのご褒美として久しぶりに日本酒。
今回は、前々から飲みたいと思っていた「仙禽」からチョイスしました。
仙禽を醸している蔵は栃木県にあるのですが、栃木県は私の母の生まれ故郷になります。いわば私のルーツの地を流れる水と、その地で育った米を使った酒は、私に合わない訳が無いわけで。
今日はそんな仙禽より、「クラシック仙禽 雄町」を紹介したいと思います。
主な特徴
アルコール度数 |
15度 |
使用米 |
麹米:ドメーヌさくら山田錦2割 掛米:ドメーヌさくら雄町8割 |
精米歩合 | 麹米:50% 掛米:60% |
仕様 | 無ろ過原酒 瓶囲い瓶火入れ |
適した飲用温度 | 10℃〜15℃ 45℃〜50℃ |
適した飲用容器 | ボルドー型ワイングラス・猪口 |
酒米「雄町」
日本酒の原料である酒米の中でも、山田錦に次ぐ知名度をもつ「雄町」。「雄町」の魅力にはまり「雄町」の酒を偏愛する人のことを「オマチスト」と呼ぶほど、飲み手を魅了する酒米です。
雄町の特徴として
- すっきりした山田錦と対照的に、ふくよかでまるみのあるボディと余韻の長さ
- 芳醇な旨味と深いコク
- 熟成で化ける特性上、作り手によって多様な味わいが楽しめる
- 味わいにボリュームがあるため、味の濃い料理や、乳製品、オイル料理にも馴染みやすい
といった、非常にポテンシャルの高い酒米と言えます。
クラシック仙禽 雄町
晩成品種である雄町と、超軟水である仙禽の水の特性を生かし、酸味と甘みのボリュームを現代化、ワイルドかつエレガント。そのバランスをとれば、豊かさと艶やかさはどちらも醸されるのです。
仙禽では、お酒を作る際に使われる仕込み水と同じ水脈の水で育てられたお米を使用する「ドメーヌ化」をしています。クラシックシリーズは、早期の火入れ処理を行うことによりクラシカルな味わいに仕上げているとのこと。
感想
ちなみに今日の肴は、妻が買ってきてくれた牛タン塩レモン(半額)。最高です。いただきます。
仙禽を一口含むと、フレッシュで果実の香りと甘味が広がりますが、その味わいは酸味も甘味もやや控えめ。口の中にいつまでも残ることなく、フワッと香ってフッと消えていくような感覚。
そのバランスが絶妙で、フルーティーな食中酒みたいな。どんな場にも合いそうな味わいです。
塩レモンのタンとのマリアージュは、この梅雨のジメジメとした湿気を吹き飛ばすように爽やかでキレキレ。スイスイ酒が進んでしまう危ない組み合わせです。
ともかくも、この「クラシック仙禽 雄町」は、価格も落ち着いていて晩酌のお供にオススメの逸品。飲んだことない方はゼヒ!
しかし、鳳凰美田といい仙禽といい、栃木の酒はかなりキテますね。
価 格 ★★★★☆
甘 味 ★★★☆☆
酸 味 ★★★☆☆
オススメ度 ★★★★☆
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