前回の記事では、私が考えた子ども用トイラジコンを選ぶポイントについて紹介しました。(前回の記事はコチラから)
今回は、前回のポイントを踏まえて、私が「まちがいない!」と確信を得たメーカーのラジコンを紹介します。
バンダイの子会社「CCP」
有名おもちゃメーカーバンダイの子会社であるCCPは、トイラジコンやトイドローンなどを中心に作っている会社です。
おもちゃ屋さんのラジコンコーナーに行くと大体こちらのメーカーのラジコンが置かれています。HPからもラジコンの性能の詳細も確認でき、紹介動画もありますので、「イメージと全然ちがう」なんて間違いは起きにくいでしょう。
価格面でも¥2,000台から¥5,000台くらいまでの比較的安価なものが揃っているので、トイラジコンメーカーとしてはトップクラスの安心感があると思います。
それではCCPさんから、「私のオススメラジコン」いってみましょう!!
多少の水たまりもへっちゃら!オフロードタイプ。
G-DRIVE eco+ トヨタランドクルーザー200
1.スピードモードとエコモードの切り替え
このマシンは最高時速11kmで60分走行可能なスピードモードと時速7kmで200分走行可能なエコモードの切り替えが可能です。スピードモードでの60分走行可能というのも長い部類に入りますがエコモードでの200分走行可能というのは、この価格帯では圧倒的なバッテリー持ちです。
2.デジプロポーショナル方式を採用
デジプロポーショナル方式とは、リモコンの前後を浅く倒せばゆっくり走行、深く倒せば高速走行とリモコンレバーの倒し具合でスピードを調整できる機能です。安価な価格帯のラジコンでは搭載していないものが多い機能です。
3.汚れたら洗える(生活防水)・防塵仕様
水深2センチまでの水たまりなら普通に走ることができ、汚れたら水をかけて洗い流すことが可能な防水仕様。また内部に砂塵などの細かいゴミがはいらないよう防塵仕様も施されています。
加えて、ヘッドライトが光るギミックもあり、かなりタフな作りでありながらバッテリーライフが非常に長いかなりオススメのトイラジコンです。また兄弟機種として、ボディを一回り小さくし、使用電池を2本減らし、時速8kmで120分走行可能(モードの切り替えなし)でやや安価な「ミニGドライブ」という機種もあります。
防水性をアップさせた水陸両用モデルも
より防水性能をアップさせ、水上に浮かんで走れるWドライブシリーズもあります。モードの切り替えはありませんが、この部類で60分走行可能とバッテリー保ちは良い方なので、より防水性能に特化したい場合はコチラを選ぶのもアリです。
W-DRIVEプラス&ミニWドライブ
オンロードモデルはスピード感が違う
オンロードモデルは、オフロードモデルに比べて走行可能な場所は限られてしまいますが、スピードも速く、性能が高いという特徴があります。
ゼロヨンスター ニッサンGT-R
1.最高時速25km!
付属の充電池を使えば、最高速度25kmというハイスピードで走行可能となります。ただし連続走行時間は約10分と短めですが。ちなみに単三電池では最高速度15kmで、走行時間は45分ほどとなりますが、これでも十分速いです。
2.デジプロポーショナル方式&デファレンシャルギア搭載
先述したデジプロ方式に加え、デファレンシャルギアとは、左右の内輪差を吸収する作りのことで、これによって小回りの利くコーナリングが可能になります。
3.若干のカスタム可能でより本格的
トイラジコンには珍しく、走り方に影響するサスペンションパーツやタイヤシャフトにセッティングするボールベアリングと別売のカスタムパーツが用意されています。
4.見た目がカッコいい!
オンロードモデルは、実在するスポーツカーを模したフォルムで見た目にとてもカッコいいのです。子どもとしてもかっこよさは性能と同じくらい重要な要素でしょう。
やや安価で、スピードは抑えめながら防水機能をもたせたコチラのモデルもオススメです。
バクソーハーGT
乾電池のいらないラジコン「リアルドライブ」
こちらはUSB端子で充電するタイプのバッテリー搭載で乾電池のコストがかからないタイプです。(リモコンは単三電池×2を使用)こちらのモデルは時速22kmで20分連続走行可能なスピードモードと時速15kmで30分連続走行可能なエコモードを切り替えることが可能です。
良いとこどり!?ハイブリッドのバクソーハーワークス
オフロードモデル・オンロードモデルと紹介しましたが、最後に紹介するのはこの特徴をハイブリッドしたバギーモデル。オフロードモデルの防水・防塵仕様でデジブロ方式&デファレンシャルギア搭載。さらにはオンロードモデルと同じく若干のカスタムパーツが準備されているバギーモデルがバクソーハーワークスシリーズです。
走りに関してはオンロードモデルと同じく専用充電池で時速25km(連続走行10分)、単三乾電池なら18km(45分)と、乾電池使用でわずかにオンロードモデルを上回るようです。
バクソーハーワークス
エントリーモデルはバッテリー保ちに優れている
また、このエントリーモデルでは、単三電池のみの使用でスピードこそ落ちているものの、エコモードの切り替えが可能となっていて、スピードモードだと時速18kmで45分間の走行可能なのが、エコモードでは時速14kmで75分間の長時間走行が可能になっています。
このモデルは、防水・防塵加工はされていないようですが、デジプロポーショナル方式&デファレンシャルギア搭載と走行性能には優れています。
バクソーハーEVO ケトゥス
まとめ
ここまでの商品の比較を表にしてみます。(紙幅の関係で、ミニなどの兄弟車は外します。)
モデル名 |
G-DRIVE eco+ |
W-DRIVEプラス |
ゼロヨンスター ニッサンGT-R |
リアルドライブ | バクソーハーワークス | バクソーハーEVO ケトゥス |
価格 | ¥4,718 | ¥5,500 | ¥2,000 | ¥3,250 | ¥3,400 | ¥3,568 |
最高時速 | 11km/7km | 9km | 25km/15km | 22km/15km | 25km/18km | 18km/14km |
走行時間 | 60min/200min | 60min | 10min/45min | 20min/30min | 10min/45min | 45min/75min |
防水 | ○ | ◎ | × | × | ○ | × |
デジプロ方式 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
デフギア搭載 | × | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
カスタムパーツ | × | × | ○ | × | ○ | × |
最後に、この記事を書いた目的である、私の息子(6歳児)へのプレゼントという私的見解でいえば、
- こどものラフな使用にも耐える防水性能を備えたオフロードモデル
- 長時間走行可能
- 速すぎるモデルはかえって幼児には扱いにくいか
- ¥4,000以下が望ましい
という理由からこの2つに絞りました。
また、ラジコンを買う際には一緒に充電式の単三乾電池の購入をオススメします★
ともあれCCPが販売しているトイラジコンは、信頼できるメーカーであることに加え、バッテリーライフも優秀で、この価格帯のラジコンでは走行性能も優れている部類になります。あとはこのなかで、「どういう場所で、だれが使うのか」を考えて価格と性能から選ぶと間違いはないと思います。
コメント