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せんちゃん

写真、日本酒、ガジェットやアウトドアギアが好きな、4人の子を持つ30代のオジサンのブログ。フォトジェニ!は、そんな私のなかで写真映えするものを紹介するブログです。

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キヤノンの本気を見た!EOSR5/R6は、新たなゲームチャンジャーになり得るか。

今年に入って開発が発表されていましたキヤノンのフルサイズミラーレス機EOS R5。

先日、ついに発売時期を含んだ詳細スペックが発表になりました! しかも、R6という兄弟機とともに!

フルサイズミラーレス第一号として送り込んできたEOS Rは、最大のライバルであるソニー社のそれと比べると、魅力的とは言えずガッカリしたという声も多分に見受けられました。が、今回発表された二機種がひっさげてきたスペックには、明らかにキヤノンの本気度が見受けられます。

ほぼ独壇場になっていたソニーのα7シリーズを超えてくるようなカメラで、EOS R6は、個人的にも非常に欲しいと思ったカメラです。

今日は、このEOS R5/R6の主な機能をチェックしてみたいと思います。

ついに「ボディ内手ぶれ補正機構」搭載

キヤノンのカメラとしては初のボディ内手ブレ補正を搭載しました。カメラとレンズの組み合わせに応じて、5軸の手ぶれ補正を実行します。しかも手ぶれ補正機構を搭載したRFレンズとの組み合わせで、なんと最大8段の補正効果があります。
動画撮影時には、レンズ内手ブレ補正とボディー内手ブレ補正の協調制御に加え、動画電子ISも併用可能。5軸(水平回転軸、縦回転軸、回転軸、左右、上下)の手ブレ補正により、不安定な体勢や歩き撮りなど、ブレが出やすいシーンでも快適に撮影できます。

AF性能の強化

AF(オートフォーカス)性能も、EOS Rから大幅に進化しています。

測距エリアがパワーアップ

まず、AFの測距エリアがEOS Rではカバー域が横88%、縦100%だったのに対し、EOSR5・R6ともに縦横前面をカバーする(100%)ようになりました。

さらに、自動選択時、[顔+追尾優先AF]時の自動選択時AFエリア分割数は最大1053分割(EOS R/RP:最大143分割)に進化しました。

この2つのパワーアップにより、広範囲の被写体に、高精度なAFを実行できるようになります。

より高精度になった被写体認識

さらに、被写体認識能力もパワーアップ。人間の瞳はより小さいサイズでも検出できるようになったことで横顔の顔の検出にも強くなったり、後頭部も検出し追いかけてくれるようになりました。

人間だけではなく、犬・猫・鳥などの瞳・顔・全身の検出も可能になっています。

より暗所でのAF合焦が可能に

さらに、静止画撮影時の低輝度合焦限界は、R5はEV-6、R6だとEV-6.5を達成。暗い環境に応じたフレームレートやレンズ駆動制御の最適化を実行し、暗所での撮影でも、高精度なAFが可能です。

連写機能がパワーアップ

電子シャッター使用時なら、すべてのモードにおいて最高約20コマ/秒の高速連続撮影が可能になりました。
メカシャッター/電子先幕使用時でも、最高約12コマ/秒の高速連続撮影が可能な[高速連続撮影+]のドライブモードを新たに搭載。スポーツシーンの撮影や高速移動する被写体を追いかける方にとっては嬉しいパワーアップかと思います。

R5・R6の主な性能の違い

EOS R5 EOS R6
発売日 2020年7月下旬 2020年8月下旬
価格 約45万円 約30万円
有効画素数 4500万画素 2010万画素
常用ISO感度 100-51200 100-102400
連写性能 電子:20コマ/秒

メカ:12コマ/秒

電子:20コマ/秒

メカ:12コマ/秒

動画 8K 30P 4K 60P
ファインダー性能 0.5型 576万ドット 0.5型 369万ドット
AFフレーム選択可能ポジション 最大1053 最大1053
測距輝度範囲 EV-6.0〜20 EV-6.5〜20
撮影可能枚数 最大490枚 最大510枚
ボディ内手ぶれ補正
Wi-Fi ○(5GHz,2.4GHz) ○(2.4GHzのみ)
Bluetooth
記録媒体 CFexpress×1、SD(UHS-Ⅱ)×1 SD(UHS-Ⅱ)×2
質量 650g(本体のみ) 598g(本体のみ)

両者を比較してみると、まず画素数が大きく違います。作品撮りなどで大きく引き伸ばす必要のある方は、R5一択になるかもしれません。個人的には、データサイズや運用の取り回しなどから2000万画素あたりが使いやすいと感じていますので、よくぞR6でこの画素数にしてくれたと感じています。また、おそらくこの有効画素数の違いから、暗所での撮影はわずかにR6の方が強くなっています。また、動画機能にもはっきりと差がついています。R5では8K30PでのRAW撮影が可能となっていますが、R6では4K60Pまで。とはいえ、R6でも十分高性能なレベル。

そして、ボディの材質や背面モニターのサイズ、EVFの解像度など若干の差はあります。が、個人的には気にならない誤差レベルな印象。EVFは、R6は解像度こそEOS Rと同レベルですが、そもそもRで十分美しいファインダーな上、フレームレートが倍になっているので、もう電子ファインダーのデメリットはなくなったんじゃないでしょうか。

正面の比較(左がR5、右がR6)

背面の比較(左がR5、右がR6)

上部の比較(左がR5、右がR6)

また、R5にのみボディ上部にサブディスプレイが付いていて、液晶モニターをOFFにした場合も、表示パネルのみで設定を確認可能です。電源OFF状態でも露出モード を常時表示されます。

記録メディアのスロットが、両機種でデュアルスロットになっていますが、8K動画に対応するためR5は片方がCFexpressになっています。デュアルスロット搭載になったのはかなり大きいと感じていて、個人的にはR6のSDダブルが嬉しいです。

強いて言うなら、R6のWi-Fiが2.4GHzのみの対応というのが少し残念なところ。

まとめ:キヤノンの救世主となるか!?

ついに発表されたR5とR6。共通している性能はEOS Rから大幅にパワーアップしており、「キヤノンが本気出してきたな」と思わせる、非常に魅力的なカメラになっていてます。

8KRAW撮影に魅力を感じる方や、高画素が必要な方はR5を、その2つが必要ない方はR6という選び方になると思いますが、個人的にはR6は、SONYのα7Ⅲぶりの「これ欲しい!」と思わせられる仕上がりだと感じています。

あとは、この二機種の発表を受けてタムロンとシグマの両レンズメーカーがRFマウントに対応してくるかどうか、そして間も無く発表が予想されているSONYの新製品の性能がどうなってくるかが気になるところ。

性能的に文句なしのR5とR6は、ゲームチェンジャーと言われたα7Ⅲの再来となれるかどうか。今年のフルサイズカメラの動向が楽しみになってきました。

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