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せんちゃん

写真、日本酒、ガジェットやアウトドアギアが好きな、4人の子を持つ30代のオジサンのブログ。フォトジェニ!は、そんな私のなかで写真映えするものを紹介するブログです。

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僕が35-150mm F/2-2.8 ではなく大三元の2本を買った理由。

目次

費用的に35-150mmか大三元2本かを悩んだ。

α7Ⅳが発売される少し前に、タムロンから35-150mm F/2-2.8 Di III VXDが発売され、発売前からとても注目を集めてましたね。

実際発売直後からレビューでは、「まさに期待を裏切らない神レンズだ」という評価がたくさんありました。そこには、F2からの明るいズームレンズということだけではなく、画質面やAF性能(速度や精度)においても高い評価が寄せられていて、かくいう私もα7Ⅳの購入を決めてから、最初に買うレンズの候補としてこのレンズをを選択肢の一つにしていました。予算が限られていたので、35-150mmを1本か、もしくは同じタムロンのミラーレス用大三元なら、28-75mm F2.8のG2と70-180mm F2.8の2本か。

考えた末、最終的に私が買ったのは、35-150mmではなく、28-75mm F2.8のG2と70-180mm F2.8の2本でした。この記事では、どうして35-150mmを選ばなかったのか、僕なりの理由を紹介したいと思います。

僕が35-150mm F/2-2.8 Di III VXDを選ばなかった理由

カバーするズーム域が私には少しだけ足りなかった

まず、前提として僕はソニーEマウントのレンズを1本も持っていないという状況があり、汎用性のあるズーム域のレンズを必要としていました。では実際、35-150mmは1本で事足りるのか、ということが最初の問題になります。

Eマウントに乗り換える前、Nikonユーザーだった私は、プライベートでの撮影はほとんど全てといっていいほど35mmの単焦点しか使っていませんでした。しかも今ほとんどプライベート撮影なので、日常的には35mmスタートでも問題がありません。ところが、時々結婚式やイベントの撮影を依頼されることがあって、そんな時には35mm以上の広角域表現が欲しい場面が出てくることがあります。望遠端においても、150mmでは届かないという場面もまた考えられました。当然といえば当然ですが、大三元2本ならその微妙に足りない両端を必要な範囲まで埋めてくれていたのです。

開放F値2はどこまでなのか

また35-150mm F/2-2.8 Di III VXDは、広角端での開放F値こそF2ですが、望遠側で少しずつ暗くなります。

標準域でこそ大三元ズームより明るいレンズですが、特にポートレート撮影でよく使われることになる準望遠〜望遠域では70-180mmとほとんど同じような開放F値になります。大三元側にはない強みであるF2開放ですが、これなら私の使い方としてはそれほど大きな差にはならないかなと思ったのです。この点も、35-150mmを選ぶという選択肢が少し弱まった部分でした。

フィルター径の汎用性は大三元の方が高い

スチル撮影・動画撮影どちらにおいても、レンズフィルターの効果が必要な場面が必ずあります。タムロンの大三元レンズは、フィルター径が全て67mmで統一されていますが、67mmは多くに使われる非常に汎用性の高いサイズといえます。一方、35-150mm F/2-2.8 Di III VXDは82mmで、特別明るいレンズや望遠などのフラッグシップレンズ群にみられるようなサイズで、私にとっては今後レンズを揃える上で都合が悪いフィルター径だと感じました。私はニコンFマウントを使っていた時に購入していた67mmのフィルターがいくつかあったので、これもアドバンテージの一つでした。

35-150mmはデカくて重い(性能的にはそんなことない)

なにより、35-150mmを選ばなかった一番の理由はサイズ感です。

28-75mm 70-180mm 35-150mm
最大軽×長さ 75.8×117.6 mm 81×149 mm 89.2×158 mm
重さ 540g 810g 1165 g

先に書いたように、プライベートで写真を撮ることが多い僕にとって、手軽さはかなり重要なポイントになります。35-150mmは標準〜望遠域をカバーしてくれるレンズなのでシーンによっては1本持っていけば広く対応できる手軽さがあるとも言えます。一方、28-75mmと70-180mmは2本を持ち出すとなると、確実に35-150mmよりも重くなってしまいます。しかし、プライベートでは大体使うシーンによってどちらのズーム域が必要かを考えて選ぶことができます。また、両方持っていくとしても2本を首から下げることはないので、実際の重さは1本ずつの重さで考えた方が良いと思います。そういう意味では、コンパクトを売りにしたこのタムロンの大三元シリーズは、使い勝手・汎用性がピカイチだと思いました。個人的には室内の撮影のような被写体との距離感が近い場合は標準域ズームを使いますし、野外や子どもの参観日には望遠を持っていけば事足りるかと思い、日常的な使い勝手の良さで大三元にまた軍配を上げました。

まとめ:撮影目的でどちらを選ぶか

とはいえ、35-150mmは、主にポートレート撮影が中心の方や、ウェディングフォト(特に前撮り)撮影される方からは「これ一本でほとんど撮れる」とすこぶる高評価の声を聞きました。当然、自分の使い方、好みの焦点域によって評価は変わります。また、すでにズームレンジを埋めるようなレンズをお持ちの方にとっては大三元よりも買いなレンズになりうると思います。ただ個人的には、35-150mmの評価の高さに対して、70-180mmは影に埋もれているような気がします。画質やAF性能も非常に高く本来もっと注目されて良いレンズだと思います。

ともあれ、私とおなじようなスナップ撮影やファミリーフォトが中心の方には、大三元レンズを選んで後悔はないと思います。非常に優れた描写力と携帯性を両立していて、しかも大口径レンズにしては非常にお手頃なのでオススメです。

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