先日、記事にしたばかりのタムロンf2.8シリーズですが、先日ついに噂されていました望遠ズームの開発が発表されました!発表を待ち焦がれていた方も多いと思います。私もそんな一人。
今回は、当レンズの発表の内容を振り返り、他レンズと比較してポテンシャルを把握してみたいと思います。
発表内容の概要
商品名 | 70-180mm F/2.8 Di III VXD (Model A056)
ソニーEマウント(35mmフルサイズ対応) |
発売日 | 2020年春発売予定 |
希望小売価格 | 未定 |
そのほか
- 静粛性・俊敏性に優れた新型のリニアモーターフォーカス機構「VXD」を搭載
- レンズに防汚コートを搭載
- ソニー製カメラに搭載されているファストハイブリッドAFや、瞳AFなど各種カメラ機能に対応
という情報も発表されました。
純正Eマウント望遠域ズームレンズとの比較
サードパーティレンズとして両巨頭のSIGMA社からは、まだEマウントに合わせた望遠域ズームレンズを発表していませんので比較対象からは外しました。今回は、ソニー製カメラの機能に対応しているレンズでの比較という事にして、純正の70-200mmのf2.8とf4の2本と比較してみました。
モデル | A056 | SEL70200GM | SEL70200G |
焦点距離 | 70-180mm | 70-200mm | 70-200mm |
開放F値 | f2.8 | f2.8 | f4 |
最短撮影距離 | 0.85m | 0.96m | 1-1.5m |
フィルター径 | φ67mm | φ77mm | φ72mm |
長さ | 149mm | 200mm | 175mm |
質量 | 815g | 1480g | 840g |
手ブレ補正 | – | ○ | ○ |
防塵防滴機構 | 簡易防滴構造 | 防塵防滴構造 | 防塵防滴構造 |
コンパクトさを保つためか、20mmほど焦点距離が短いのと手ブレ補正機能が搭載されるという情報は入っておりません。が、それを差し引いてもフィルター径を10mm(f4とは5mm)、長さを約50mm(f4とは25mm)、質量を約660g(f4とは25g)小型軽量化していて、F4のレンズよりも軽く小さいというのが驚きです。
特にフィルター径は、先に発売しているタムロンのf2.8ズームレンズシリーズと径を統一しているので、各種フィルタを使いまわせるという強みがあります。
また、最短撮影距離が他の2本よりも短くなっているのも強みの一つですね。
まとめ
噂されていた時点で、一定層から「望遠域が最大180mmというのが物足りないのではないか」という声が聞こえていますが、手ブレ補正もおそらく非搭載にするあたりからも、Tamronが言う「大口径望遠ズームレンズをもっと気軽に楽しんでいただく」というコンセプトに沿ったレンズだと感じられます。
とにかく、これでついに先行する大口径ズーム17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046)、28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)とともに、タムロンのフルサイズミラーレス用大口径F/2.8ズームレンズ3本が揃いました。肝心の発売時期ですが、来年春ということで、まだもう少し先。気になるのはお値段ですが、おそらくf2.8ズームレンズシリーズと同価格帯での販売となることが予想されます。
春先には、もしかしたら新しいα7シリーズの後継機の声が聞こえているかもしれませんので、貯金をしながら楽しみに待ちたいと思います。
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