2025年春、Appleが新型MacBook Airを発表しました。M4チップを搭載し、性能と効率性が向上したこのモデルは、価格も約198,000円からと、Macとしては比較的手に取りやすい設定になっています。
デザインと携帯性
MacBook Air M4は、厚さわずか11.3mm、重量約1.24kgという、まさに“Air”の名にふさわしい軽量ボディ。新たに追加された「スカイブルー」カラーは、光の当たり方によって微妙に表情を変える美しさがあり、所有欲をくすぐる仕上がりです。

パフォーマンス
Apple独自設計のM4チップは、10コアCPU(高性能×4 + 高効率×6)と最大10コアのGPUを搭載。Geekbench 6ベンチマークではシングルコアスコア3680、マルチコアスコア14924という高水準を記録しています。
ブラウジングや事務作業はもちろん、画像・映像編集やAI処理まで、ファンレス設計とは思えない静粛性とスピードを実現しています。
ディスプレイとバッテリー
13.6インチのLiquid Retinaディスプレイ(2560×1664)は、色の再現性が高く、True Toneによって環境光に応じた色温度調整も可能。ブルーライトも抑えられていて、長時間の作業でも目が疲れにくいのが特長です。
バッテリーは最大18時間。出先での作業でもACアダプタなしで1日過ごせる安心感があります。
競合製品との比較
製品名 | 実売価格(2025年5月) | CPU | Geekbench 6 Single | Geekbench 6 Multi | RAM | ストレージ | ディスプレイ | 重量 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
MacBook Air M4 | 約198,000円 | Apple M4(10コア) | 3680 | 14924 | 16GB | 256GB | 13.6″ Liquid Retina | 1.24kg |
Dell XPS 13 | 約376,000円 | Intel Core Ultra 7 165H | 2502 | 12545 | 16GB | 512GB | 13.4″ FHD+(ノンタッチ) | 1.17kg |
HP Spectre x360 14 | 約165,000円 | Intel Core i5-12600K | 1854 | 11912 | 8GB | 512GB | 14″ OLED タッチディスプレイ | 1.36kg |
MacBook Air M4は、シングルコア性能ではトップクラス。競合に比べて軽量でバッテリー持ちも良好です。一方、XPS 13はストレージが倍、Spectre x360はOLEDとタッチ対応など、用途に応じた選択ができる構成になっています。
気になる点
ポートが少ない
MacBook Air M4は、Thunderbolt 4ポートが2つとヘッドフォンジャックのみ。USB-AやHDMI、SDカードスロットは非搭載です。
外部ディスプレイやストレージと同時接続したいユーザーにとっては、少し不便に感じるかもしれません。


ただし、この点は以前に紹介した「Satechi V3 マルチ USB-C ハブ 8-in-1」で補えます。8K/30Hzまたは4K/120Hz対応のHDMI、100W PD、USB-C/USB-A、UHS-II対応SDリーダーを1台にまとめた“最強ハブ”。しかも熱管理性能が非常に優れていて、長時間の作業でも安心です。
拡張性がない
MacBook Airシリーズは一貫して、メモリもストレージも後から増設できません。
購入時に必要十分なスペックを見極めて選ぶ必要があります。
あると良いもの:MOFT AirFlow パソコンスタンド
ノートPC作業の快適性を大きく左右するのがスタンド。中でもおすすめは「MOFT AirFlow パソコンスタンド」。
放熱性を重視した設計で、底面にしっかりと空間ができ、PCの温度上昇を抑えられます。
15°と25°の2段階角度調整でタイピングの疲労も軽減。重さもわずか89gで、MacBookとの相性も抜群です。
結論:Airの名を冠した、本気のモバイルPC
MacBook Air M4は、軽さ、性能、バッテリー持ち、どれを取っても「持ち歩いて使いたくなるノートPC」の理想形です。
ファンレスなのに静かでパワフル、しかもシングルコア性能は競合より高く、デザインの完成度も言うことなし。
弱点となるポートの少なさや拡張性の欠如も、ハブやスタンドといった周辺機器で解決可能。
モバイルPC選びで迷っているなら、「Air M4をベースに考える」——それが2025年の正解かもしれません。
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