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せんちゃん

写真、日本酒、ガジェットやアウトドアギアが好きな、4人の子を持つ30代のオジサンのブログ。フォトジェニ!は、そんな私のなかで写真映えするものを紹介するブログです。

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ラジオスレーブ備忘録

こんばんは!kazuです。

私はライティングに関してはこれまでまったく勉強する機会がありませんでした。クリップオンストロボは持っていて、これまで屋内で光量不足を補う意味でバウンスしたりディフューザーを使ったりしてオンカメラでのライティングはしていました。また、雪や雨を止めたりという用途では使ってはいました。しかし、最近ウェディング以外にも前撮りやカップルフォト、またファミリーフォトを撮らせてもらう機会が増えてきましたので、この機会にオフカメラでのライティングも考えてみようと思い、最近ネットで情報を集めています。

今日は、私が調べたオフカメラライティングで、主流になっているラジオスレーブについて、またラジオスレーブで使えるトランスミッターについて、備忘録を書きます。

目次

ラジオスレーブとは

ホットシューに接続せずストロボをカメラから離した状態で発光させる「オフカメラフラッシュ」や、複数のストロボを同調させてさまざまな位置から光を当てる「多灯ライティング」といった手法は写真表現の幅を大きく広げてくれます。どちらの手法もカメラ本体とストロボが物理的に離れているので、有線や光制御によって連動させる方法が一般的でした。しかし最近はより便利な連動方法としてラジオスレーブ(電波制御)による制御が増えてきました。

光制御とラジオスレーブ(電波制御)の違いを表にまとめました。

方式 光制御 ラジオスレーブ(電波制御)
同調距離 短い 長い
障害物の影響 受けやすい 受けにくい
環境光の影響 受けやすい 受けない
ストロボの向きの影響 向きによって同調しない 影響なし
発光量制御 機種によっては発光量制御できない マスターストロボorカメラから調光可

上の表のように、以前の光制御という方法は、光を遮ってしまう障害物や距離、ストロボの角度によって非常に影響を受けやすいものでした。一方ラジオスレーブは、この影響が少ないのです。いかにラジオスレーブが便利なのかがよく分かります。ですから、今電波制御でのライティングが主流になってきており、各純正メーカーともに、ラジオスレーブ対応のストロボを発表してきております。

しかし、例えば私の愛用しているニコン純正のストロボSB-5000は、ラジオスレーブ対応なんですが、Nikon純正のトランスミッターでは、ラジオスレーブできるボディが一部機種に限られてしまいます。(D5やD500といった数機種のみ)私の使用しているNikon D750とSB-5000は、現段階(2018年12月現在)では、他社のトランスミッターを使わないかぎりラジオスレーブでのライティングができないのです

なんてこった!!

トランスミッターの比較

ということで、純正メーカーには頼りません。ラジオスレーブ可能なトランスミッターはYONGNUOなどからも出ていますが、今回はD750と現在持っているSB5000をラジオスレーブで連動させることが目的ですので、外しました。(YONGNUOでこのケースがラジオスレーブできるのか不明だった)ということで今話題のストロボメーカー「Nissin」「Cactus」「GODOX」の3社から販売されている、最新のラジオスレーブトランスミッターを比較してみました。

メーカー
Nissin
Cactus
GODOX
機種:トリガー
Air10s
V6ii
X-Pro
遠隔光量制御
トリガーの価格
16,840円
12,080円
7,650円
レシーバーの価格
8,640円
12,080円
4,500円
トリガー+レシーバーの価格
25,480円
24,160円
12,150円
光量補正域
1/256~1※1
1/128~1
1/128~1
光量補正step
1/3EV※2
1/3EV
1/3EV
TTL対応
×
HSS対応
後幕シンクロ
ホットシュー
×
×

※1,2…i60A使用時のみ

D750とSB5000をラジオスレーブで連動させる場合は、トリガーとレシーバーを両方揃えなければなりません。表を見るとGODOXは他の半額ほどでそろえることが可能です。また、今後増灯するにあたってレシーバーを買い足すと、その差はさらに広がります。

さらに、3社の製品にはそれぞれ特長がありますので、まとめました。

Nissinラジオスレーブの特徴

  • 国内メーカー・国内サポートなので安心。
  • 親機(Air10s)と子機( AirR)を購入すれば、D750とSB5000をラジオスレーブで連動させることができる。
  • ブランド混在での多灯ライティングはできない。
  • ボディのメーカーごとに親機(Air10s)と子機( AirR)の種類が変わる。canon用のAir10sはNikonボディでは使えない。
  • 調光ステップが 1EV と大雑把なのが難。TTL の調光ステップも 1/2EV 単位と他のメーカーと比べると調光幅が荒い。※(nissin i60A以外の場合)

 

Cactusラジオスレーブの特徴

  • 他のコマンダーに比べて対応ブランド数が多く、1つの V6II で複数のボディ・ストロボブランドに対応している。ボディブランドはSIGMAにも対応。ストロボブランドは純正はもちろん、GODOX やニッシン、などストロボ専門メーカーにも対応。
  • 対応品一覧に入っているものに関してはメーカー混在で使用可能。
  • 親機・子機の区別がないので、ストロボが増えるほど割高。
  • 複数のボディ・ストロボブランドを使っている人に最適です。

GODOXラジオスレーブの特徴

  • キヤノン・ニコン・ソニー・オリンパス/パナソニック・富士フイルムのボディメーカーに対応している。
  • オリンパス・富士フイルムはレシーバー (X1R) が無いためボディメーカー純正のストロボはラジオスレーブできない。
  • 親機(X-Pro)と子機(X1R)を購入すれば、D750とSB5000をラジオスレーブで連動させることができる。
  • GODOX製のモノブロックにもラジオスレーブコントロール可能。

まとめ

私のように、純正のストロボを持っていて、そのストロボを利用したラジオスレーブでの多灯ライティングがしたいなら、コストと使いやすさの面でGODOXが良さそうです。

ただ、今後ボディを買い替える予定のある方はcactusといった選択肢もあるでしょうし、yongnuoやGODOXなど、ストロボ自体が安いものもあるので、手持ちのストロボにこだわらないという選択肢もありそうです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!

 

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