春の良いお日和に、友達家族と集まることになったので、ちょっとしたおつまみができればと思い、ちょくちょく話には聞いていた段ボールを使った薫製に挑戦してみました。
Youtubeを見ると、すべて100均で道具を揃え、少し工作をしてやっている方がおられました。それを真似るのも良かったのですが、工作をする手間と、試行錯誤する時間があまりなかったことに加え、手頃な小さめのBBQコンロを持っていたので、それを使ってやってみることにしました。
写真で使っているグリルは、Amazonでも非常に評価の高いMade in Japanの「尾上製作所」の折り畳み式フォールディングBBQコンロです。コレ、折り畳むとA4くらいのサイズになるコンロで、2、3人のBBQには持ってこいの、とっても今風のコンロ。しかも日本製なのに¥3.000台で買えるので、とてもかわいいんです。
まずは、グリルにスモークウッドかチップを乗せて着火します。「チップだと段ボールに燃え移るリスクがある」というのをどこかで読んだので、今回はウッドにしました。尚、ウッドもチップも木の材質によって薫製する食材との相性があります。薫製にする食材を決めてから木材を決めるのがベターですが、オールマイティなものもあるので、いろいろなものを薫製にしたい方がそれがいいかもしれません。とりあえずサクラはもっともオーソドックスとのことです。
そうして購入したウッドは、適度な大きさの分だけちぎり分けて着火します。私は今回、4時間燃えるというウッドを半分使ってやってみることにしました。
上の写真のようにベーコンとウインナーソーセージを敷き詰めたあと…
ダイソーで購入した脚付きの網をのせ、二段目にはチーズとゆで卵をのせます。チーズは薫製の時間によってはとけてしまうので、面倒なことを極力避けるためにアルミホイルを敷きました。ちなみに食材は卵を茹でた以外は、買ってきたままでのせています。なんならウインナーは冷凍していたものをそのまま。
食材を乗せ終わると、その上にすっぽりと段ボールをかぶせます。ウッドの火が消えないように、上方のフタ部分はゆるーくガムテープで止め、煙や空気が少しだけ出入りできるようにしています。ちなみに「なぜ段ボールがいいの?」という疑問を抱きましたので調べたところ、薫製は水分が大敵だそうで、(水分があると酸っぱくなるとか)燻されてとんだ水分を段ボールが吸ってくれるからだそうです。
あとは火が消えていないか、時々煙が出ているかチェックしながら約2時間ほど放置します。
尚、マミーポコパンツの段ボールで薫製した事実は、このあと食べる友人家族には秘密です。
そして2時間後、煙があがっていないのを確認したので、段ボールをそっと上に引き抜くと…
良い感じに燻されていました。一応薫製前のものとくらべてみると…
見た目はなかなか良い感じに仕上がりました。水分が大敵な薫製は、やはり水分が少ない食材は失敗が少ないそうです。
ベーコンがとっても良い色に仕上がりました。
尚、薫製完成直後はやや煙の香りが強いため、1時間ほど風にさらしておくと良いそうです。が、今回は完成直後に皆に提供。たまたま燃焼時間がちょうど良かったのか、煙臭いということもなく奇跡的に大成功な仕上がりになりました。実際かなりの好評で、わりと多めの量をしたつもりだったのですが一瞬でなくなってしまいました。
市販にも薫製食品は売られていますが、自分ですると薫りは雲泥の差。薫製というと非常に手間と時間がかかるようなイメージがありましたが、工程は着火してほっておくだけでできてしまう、本当に手軽においしい薫製ができます。
もし気になる方がおられましたら、是非チャレンジしてみてください。
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