ホムセンでヒトメボレしたチェア
最近流行りのロースタイルチェアが欲しくて、フラッと立ち寄った近所のホームセンターで見つけたこのイス。
BUNDOKの「ロースタイルチェア」(BD-115)。控えめに言って最高です。
僕は正直、キャプテンスタッグのソロベンチに目星を付けていました。
これは通称「鹿ベンチ」なる大人気商品の一人掛け版で、こちらも非常に人気の高い商品。デザイン性も高く価格も手頃だったため、これにしようかと思っていた矢先、訪れたホームセンターにこのソロベンチとバンドックのチェアが並べられていたのです。
しかし実際に座り比べてみると、その差は歴然。断然バンドックの方が良かったため速攻で購入しました。
安心できるしっかりとした作り

フレームはスチールで、ハンドレストには竹集成材が使われています。また座面や背もたれ部分は綿素材なので、難燃素材とまではいきませんが、化繊タイプに比べるとファイヤサイドでも安心感があります。
座り心地がイイ!
座り心地はソロベンチも悪くなかったのですが、足を伸ばして背もたれに体を預けると、フレームが背中と太ももの裏に食い込んで痛みを感じました。
一方ロースタイルチェアはこの背中と太ももに当たるフレームが湾曲したつくりになっていて、同じようにくつろいだ姿勢になっても食い込まないようになっています。この違いが大きな座り心地の差を生んでいました。
ソロベンチには別売りでソロベンチ用のクッションカバーが売っています。私が持っているキャプテンスタッグの二人掛けベンチではこのクッションカバーを付けていますが、このカバーを付けることで背中と太ももにフレームが当たりずらくなり、この問題は解決されます。このオプションを踏まえると両者の座り心地の評価は変わりますが、クッションカバーを付けるとそのまま折り畳みができなくなり、気軽さがなくなるという点のデメリットもあります。
傾き加減がちょうどイイ!
リクライニングが調整できないタイプだけに、傾斜が非常に重要ですが、ロースタイルチェアはこれが絶妙。
上の写真の後ろにはコールマンのリゾートチェアですが座面と背もたれがほぼ垂直になっています。それに比べるとロースタイルチェアは背もたれが少し後ろに傾いています。後ろに傾いているほどゆったりした座り心地になってよりリラックスできますが、作業したり飲食をするシーンには向いていません。反対にリゾートチェアのように背もたれの傾きがないと、リラックスして座ることができません。
バンドックのロースタイルチェアの傾きは、これがちょうどイイ。料理や焚き火の管理に身を乗り出す姿勢も楽ですし、しっかりもたれかかるとリラックスできる角度になっていました。
座面も広い

座面の幅は広めにとられていて、かなり大きい人でも座れるかと思います。また上の画像ではわかりませんが奥行きも十分なのでゆったりと座れます。
設置&片付けが楽で、持ち運びもしやすい

折り畳みするだけなので設置&片付けも楽ちん。また先に説明した背中と太ももにあたる湾曲したフレームが回転してイイ感じの持ち手になります。重量感は、軽すぎず重すぎずといったところで、野外に気軽に持ち出せます。
しっかりした作りなのに安い!大満足の星5つ!
ここまでバンドックのロースタイルチェアのメリットを挙げましたが、よく似た形にコールマンの「フォールディングチェア」や本家カーミットチェアなどがあります。ロースタイルチェアはこれらのイスと比較しても負けないくらいちゃんとした作りでありながら、これらと比べて安いのです。野外で使用すると、大切に使っていても火の粉が飛んでしまったり風に煽られたりして壊れる可能性はあります。価格が安いと万が一の時の精神衛生上も良いですね。
また少し割高になりますが、フレーム素材がすべて竹集成材になっているタイプのものもあります。好みや使用方法によってこちらを選んでもよいかと思います。
これからの野外アクティビティのオンシーズンにおすすめできるローチェアです。
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