コロナ禍の巣篭もり生活のなかで健康に目を向ける人が増加し、なかでもランニングシューズ業界は好景気だそうです。
ランニングシューズメーカーも、近年では以前から人気のあるナイキやアディダスといった老舗に加え、onやHOKAONEONEのような新しい海外メーカーも人気が高まっています。
これらのメーカーから発売されているシューズはどれも機能性・デザイン性に優れ、非常に魅力的なのですが、私が今回新たに購入したのはasicsのグライドライド2。
なぜ、asicsにしたのか。asicsは上に挙げたメーカーと違い、日本の会社。日本人の足型に合わせてシューズが作られているからです。
私は、以前スポーツショップで自分の足型を計測した時に、日本人によく見られる「やや幅広」だと言われました。さらに、先日記事にも書いたHOKAONEONEのBONDI6のアッパーが裂けた経験から、一度日本人の足に合っていると言われる、asicsのシューズにしてみようと思い至ったわけです。
私が買ったのはグライドライド2というモデルの、lightshowというカラーリングモデル。要は夜に光るリフレクターが付いているもので、機能的には通常モデルと変わりません。
購入の際に、ストアで海外メーカーのシューズと同じサイズを履き比べてみましたが、特に足幅が狭いと感じるものがほとんどで、アシックスが一番しっくりきました。
このグライドライドは、初代モデルが登場した時、「足が自然に前に出るシューズ」と、かなり話題になりました。
横から見ると、ソールは最近流行りの厚底で、前足部がかなりカーブしています。履いて歩いてみるとよくわかるのですが、一歩前に踏み出すと体の重心が前に持っていかれます。
ソールの真ん中は縦に大きく深い溝が切ってあります。この構造も推進力を生み出す理由となっているそうです。
実際に、このシューズを履いて10キロのランニングを10回ほど行ってみましたが、シューズがコロンと前に転がっていく間隔で、本当に前へ前へと自然と足が出ていく感じがします。
クッション性は十分あり、以前履いていたボンダイと比べるとやや硬くて反発性があるので、ピッチも上げやすいです。
10回のランニングでは、ボンダイよりも自然にペースが上がっていましたが、疲労度は上がらず、むしろ楽にランニングができるという感じでした。
グライドライド2は、初代モデルに比べて、やや前に転がる感触は抑え気味になった、という感想が多く見られます。その代わり中足部の幅が広がり、安定感がより増したとのこと。より多くの人が履きやすいようにバージョンアップされたような印象です。逆に、よりコロンと前に足が出る感触が味わいたい方は、初代の方を選ぶと良いでしょう。
同じような時期にアシックスより発売された「ノヴァブラスト」「ノヴァブラスト2」の方がタレントを起用したプロモーションによって注目され、グライドライドはやや目立っていませんが、上級者ランナーもロングランに愛用している人が多い名品です。
見た目にもカッコよく、ランニングシューズとしても非常に優秀なので、おすすめです。
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