3回にわたってお届けしてきたポートレートシリーズ。
この最終回では、撮影終盤のカットを中心に、少し肩の力が抜けた自然体の彼女を追いかけました。
天気の良い港町。光が彼女の表情を包み、空気も心もやわらかく。
雑談を交えながら、気づけばシャッターを切っていた、そんな穏やかな時間でした。
目次
01|ターコイズの壁に浮かぶシルエット

倉庫の大きな扉の前で、柔らかく背筋を伸ばす。静かな対比が印象的な一枚。
02|水辺の光をまとう視線

何かを見つけたような目線の先に、風と水の音が重なる。
03|「ねえ、これ回れるかな?」

素の表情が一番美しい。
04|レトロなシャッターの前で

黄色と緑の色合いに、ピースと変顔を添えて。
05|路地裏の壁に寄り添って

乾いた壁の質感と、しっとりした視線が心に残る。
06|ACTUSの前、光を浴びて

撮影の休憩中、何気なく腰を下ろした瞬間に一枚。
07|水たまりの中のもうひとり

水たまりに映る姿が、ちょっと詩的で美しいカット。
08|晴れた日の正面笑顔

ストレートな笑顔に、海の色がよく似合う。
09|「関係者以外」

少しシュールな背景も、彼女の表情が和らげてくれる。
10|ラストカット。いつもの笑顔。

最後に見せてくれた笑顔は、やっぱりこの撮影のすべてを物語っている。
撮影を終えて
「ナチュラル」が今回のテーマ。
光に包まれながら、飾らず、無理せず、少しずつ表情を引き出していけた気がします。
モデルとカメラマンという関係の中で、
一緒に風を感じたり、偶然を楽しんだりする時間が、そのまま写った写真たち。
次にカメラを構えるときも、こんな時間がまた撮れますように。
📸 Photogeni(https://photogeni.jp)
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